写真そのままの絶景、高千穂峡へ
高千穂神社から少し足をのばして、高千穂峡を訪れました。
混み合っていたこともあり、神社近くに車を停めて徒歩で向かうことに。同じように歩いている観光客も多く、行きは下り道ということもあって片道およそ20分程度で到着しました。
帰りは登りになるので少し大変でしたが、それでも30分ほどで無理なく戻れる距離。
道中も自然が豊かで、景色を楽しみながら歩けるのが高千穂峡の魅力のひとつです。
真名井の滝との“突然の出会い”
遊歩道を歩いていると、まず最初に見えてきたのが「高千穂峡」の看板。
「真名井の滝はどこかな?」と話しながら進んでいると、ふいに視界が開けて、まさに写真で見たままの光景が目の前に現れました。
断崖の間を流れる滝、その奥に広がる渓谷の緑と水のコントラスト。
本当にそのままポストカードのような風景で、しばし言葉を忘れて見入ってしまいました。
神秘の渓谷を歩く
高千穂峡は、阿蘇山の火山活動によってできた柱状節理の断崖が続く独特の地形で、「よくこんな地形ができたな」と思うほど不思議な光景が広がっています。
遊歩道は渓谷に沿って整備されており、歩いているだけで自然の神秘に包まれるような感覚になります。
木々の隙間から光が差し込み、水面に反射する様子もまた幻想的。神話の地・高千穂にふさわしい空間です。
鬼八の力石と岩投げ神話

途中で見られるのが、鬼八の力石。なんと推定200トンもの巨石で、その大きさには誰もが驚くはずです。
「これを本当に投げたの!?」とツッコミを入れたくなるようなサイズですが、これは地元に伝わる神話のひとつ。
よく混同されがちですが、天岩戸神社にある岩を持ち上げている像(天手力男神)とは別の神話です。
どうやらこの時代の神様たちは、力自慢に岩を投げたり持ち上げたりするのがブームだったのかもしれませんね。
途中で見られるのが、鬼八の力石。なんと推定200トンもの巨石で、その大きさには誰もが驚くはずです。
「これを本当に投げたの!?」とツッコミを入れたくなるようなサイズですが、これは地元に伝わる神話のひとつ。
よく混同されがちですが、天岩戸神社にある岩を持ち上げている像(天手力男神)とは別の神話です。
どうやらこの時代の神様たちは、力自慢に岩を投げたり持ち上げたりするのがブームだったのかもしれませんね。
ボートは要予約!乗るなら計画を
今回は残念ながらボートの予約が取れず、乗ることができませんでした。
特に休日や観光シーズンはすぐに埋まってしまうそうなので、2週間前からのウェブ予約を強くおすすめします。
真名井の滝を真下から見上げる体験は、まさに高千穂峡ならでは。次回はぜひボートに乗って、さらに近くから楽しんでみたいと思います。
写真や動画以上の感動が待っている
写真でも動画でもその美しさは伝わりますが、やはり実際にその場に立って感じる空気や音、光の移ろいは別格です。
今回は5月だったので新緑もとても良かったですが、次回は紅葉の時期に来てみたいと思いました。
渓谷の静けさと水の音、そして自然のダイナミックな造形。
少し遠くても、足を運ぶだけの価値が確かにありました。
高千穂峡を訪れるなら、ぜひ歩いて、見て、感じて。
五感で味わう旅の記憶として、きっと心に残るはずです。