幸福が訪れる駅の歴史

おかどめ幸福駅は、くま川鉄道湯前線の途中駅として設置された小さな無人駅です。
かつてこの地域は「岡留(おかどめ)」と呼ばれており、近くにあるおかどめ幸福地蔵菩薩の名前を冠して駅名に採用されました。
「幸福」という名を持つ唯一の駅として、地元だけでなく全国から幸運を願う人々が訪れる場所になっています。
無人駅とは思えないほどの充実度
駅は無人駅ですが、風車や黄色い郵便ポストが飾られ、明るく親しみやすい雰囲気。
さらに隣接する売店では、軽食やお土産、幸福駅ならではのグッズも販売されており、訪れるだけで楽しめる工夫がなされています。
電車を利用しなくても、観光客が立ち寄り記念写真を撮っていく姿が多く見られるのもこの駅ならではです。
夏目友人帳の聖地として

駅のすぐ近くにあるおかどめ幸福地蔵菩薩は、アニメ『夏目友人帳』第三期第四話「幼き日々に」で「しかどめ幸福地蔵菩薩」として登場しています。
アニメの風景がほぼそのまま残っており、聖地巡礼として訪れるファンにも人気の場所です。駅と地蔵菩薩を一緒に巡れば、作品の世界観をより深く感じられるでしょう。
周辺情報とアクセス
駅の周囲はのどかな田園地帯で、癒やしと開放感に包まれたエリアです。くま川鉄道を利用するほか、駐車場も広く車でのアクセスも便利で、ドライブの途中に立ち寄るのもおすすめです。徒歩圏内に幸福神社(岡留熊野座神社)もあるので、一緒に訪れるとことが出来ます。
また、あさぎり町は観光客向けの施設や温泉も多く、のんびりした1日旅の一部として組み込むのにぴったりです。
幸せを感じるひとときを
おかどめ幸福駅は、その名の通り訪れる人の心を少しだけ明るくしてくれる場所です。
夏目友人帳ファンはもちろん、幸福という名前に惹かれた旅人も、ぜひ立ち寄って“幸せの駅”の雰囲気を楽しんでみてください。
マップと情報
所在地 | 熊本県球磨郡あさぎり町免田西1423-2 |
駐車場 | 30台 無料 |