神武天皇を祀る宮崎の中心的な神宮
宮崎神宮は宮崎市の市街地に鎮座し、初代天皇とされる 神武天皇(神日本磐余彦尊) を主祭神としています。創建の由緒は古く、古事記や日本書紀に伝わる神武東征の神話に深く関わる神社です。日本建国の始まりを担った神武天皇を祀る神社として、古くから地元の信仰を集め、宮崎における精神的な中心地となってきました。観光地として有名な鵜戸神宮や青島神社と比べると、より厳かな雰囲気を残しているのが大きな特徴です。
広大な境内と静寂な空間
境内は広々としており、立派な社殿や深い緑に囲まれた参道が訪れる人を迎えます。市街地にありながら喧騒を感じさせず、参拝者の数も多すぎないため、落ち着いて参拝できるのが魅力です。訪問した6月には、境内で結婚式が執り行われており、神前式ならではの厳かな雰囲気が漂っていました。特に大鳥居から本殿へ続く参道は整備が行き届いており、清らかな空気に包まれるような感覚を味わえます。
宮崎神宮の歴史と由緒
宮崎神宮は、古代より神武天皇の宮居跡と伝わる場所に創建されたといわれています。平安時代の延喜式神名帳にも記載があり、由緒正しい官社のひとつです。現在の社殿は明治40年に造営されたもので、檜造りの壮麗な建築が特徴です。また、毎年10月に行われる 宮崎神宮大祭(神武さま) は、日向の国の秋を彩る大祭として知られ、御神幸行列には鎧武者や稚児行列などが並び、県内外から多くの人が訪れます。
御朱印と皇宮神社
宮崎神宮では御朱印をいただくことができ、通常の御朱印に加えて、境内社である 皇宮神社 の御朱印もあります。どちらも手書きで丁寧に記帳していただけるため、参拝の記念として人気です。二種類の御朱印を見開きでいただくと、より特別な参拝記録となります。御朱印帳を持参のうえ、社務所でお願いしてみてください。
周辺観光とあわせて楽しむ
宮崎神宮は市街地からアクセスが良く、観光の拠点としても便利です。徒歩圏内には宮崎市役所や天文館のような中心街があり、食事や買い物も楽しめます。さらに車で少し足を延ばせば、青島神社や鵜戸神宮といった南国らしい景観の神社や、フェニックス並木が続く日南海岸ドライブコースへもアクセス可能です。宮崎観光の一環として立ち寄ると、自然・歴史・文化のすべてを満喫できるでしょう。
まとめ
宮崎神宮は、神武天皇を祀る由緒ある神社であり、荘厳な社殿と静寂な境内が魅力です。御朱印や神前結婚式、宮崎神宮大祭などの行事を通じて、地域に根ざした信仰を体感することができます。市街地にありながら落ち着いた参拝ができ、周辺観光ともあわせて訪れる価値の高いスポットです。
マップと情報
所在地 | 宮崎県宮崎市神宮2丁目4-1 |
電話番号 | 0985-27-4004 |
駐車場 | 有り 無料 |
公式サイト | https://miyazakijingu.or.jp/ |