御祭神と神話的背景
月読神社の御祭神は月読命をはじめ、
- 邇邇芸命(ニニギノミコト)
- 彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)
- 鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)
- 豊玉彦命(トヨタマヒコノミコト)
- 木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
といった、天孫降臨や海幸山幸の神話に深く関わる神々が祀られています。
特に木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)は、桜島の名の由来に深く関係している女神です。
彼女は天孫降臨で地上に降りた邇邇芸命の妻であり、美しさと生命力の象徴とされる存在です。
古くから桜島は「木花開耶島(このはなさくやじま)」と呼ばれ、木花咲耶姫の名に由来するといわれています。桜の花が一気に咲くように噴火する火山の性質と、女神の力強い生命力が重ねられたのかもしれません。
錦江湾と桜島を望む絶景
月読神社は少し高台に位置しており、展望台からは錦江湾と桜島を一望できます。
晴れた日には海と桜島の雄大な姿が広がり、まさに自然と神域が融合した美しい風景。参拝後はぜひ景色も堪能してみてください。
御朱印
アクセス
桜島フェリーの発着場から徒歩すぐの場所にあり、フェリーを降りて気軽に立ち寄れるのも魅力です。桜島観光の一環として参拝しやすいロケーションになっています。
おわりに
月読神社は、月読命をはじめとする神々が祀られ、桜島と神話が交わる特別な場所。
木花咲耶姫と桜島の関係を知ることで、参拝がより意味深いものになるはずです。
高台から望む絶景とともに、神話の息づく地で祈りを捧げるひとときを過ごしてみてください。
ちなみに、鹿児島県内にはもう1つの月読神社も存在します。
それぞれ異なる歴史や趣を持つので、機会があればあわせて参拝してみるのもおすすめです。
マップと情報
所在地 | 鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722−8 |
駐車場 | 有り 無料 |