日本最南端の駅・西大山駅の歴史
西大山駅は鹿児島県指宿市に位置し、JR九州指宿枕崎線にある日本最南端の駅として知られています。開業は1960年(昭和35年)で、地域の交通の拠点として利用されてきました。現在は無人駅となっていますが、「最南端の駅に来た」という特別感から、国内外の旅行者が記念に訪れる人気の観光スポットになっています。駅名標やモニュメントは撮影ポイントとして定番で、鉄道ファンにも愛される駅です。
開聞岳を望む絶景のロケーション

西大山駅の魅力は、ホームから見える開聞岳の雄大な姿です。別名「薩摩富士」と呼ばれる美しい山容が、電車や駅の風景と重なり、まるで絵葉書のような光景を作り出しています。駅周辺は高台ではなく開けた土地にあるため、どこからでも開聞岳が視界に入り、四季折々に異なる表情を見せてくれます。
フォトジェニックなスポットとして人気
駅構内や周辺には黄色いポストが設置されており、「幸せを届けるポスト」として観光客に人気です。春には指宿市を代表する花・菜の花が駅を彩り、夏には隣接するひまわり畑が満開となり、黄色に包まれた絶景が広がります。SNS映えする光景を求めて、若い女性や観光客がカメラを手に訪れる姿も多く見られます。海沿いの駅も魅力的ですが、西大山駅は開聞岳と花々が作る景観で、まったく異なる雰囲気を楽しめる場所です。
周辺の観光案内
西大山駅を訪れる際には、周辺観光も合わせて楽しむのがおすすめです。
- 長崎鼻:浦島太郎伝説が残る岬で、竜宮神社や海の絶景を楽しめます。
- 池田湖:九州最大のカルデラ湖で、伝説の大ウナギが生息することで有名。
- フラワーパークかごしま:南国の花々を鑑賞できる大規模植物園で、四季折々の彩りを楽しめます。
- 砂むし温泉(指宿温泉):全国的にも珍しい砂蒸し風呂を体験できる、指宿観光の定番スポット。
観光と鉄道旅を組み合わせれば、指宿エリアをより深く堪能できるでしょう。
まとめ
西大山駅は、日本最南端の駅としての特別感に加え、開聞岳を望む絶景や黄色いポスト、菜の花やひまわり畑といったフォトジェニックな魅力で多くの人を惹きつけています。小さな無人駅ながら、訪れる人に強い印象を残すスポットであり、指宿観光のハイライトのひとつです。鹿児島を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
マップと情報
所在地 | 鹿児島県指宿市山川大山 |
駐車場 | 有り 無料 |